-。狂。-

愚痴ばっかりかもしれない

パートナー。 第2話

彩羽の死から2年の月日が流れた。

私も彩羽も同い年だったから…私は今高校1年の夏休みを送っている。

 

高校ではゆるめの美術部に所属したので、夏休みはほとんどフリー。

課題とかとっくに終わらせたし。

……私は、2年前の出来事の真相をどうしても確かめたく思い

―彩羽の家を訪れることにした。

 

 

 

 ピンポーン

 

谷 と書かれた表札を無事見つけインターホンを鳴らす。

(互いの住所は知っていたしさほど遠くなかったから1人で来れた)

 

『はい』   出たのはきっとお母さんだろうなと思った。

『あ、あの私 藤野矢那 と言います 彩羽…さんの知り合いで

ツイッターでの【ふじのん】なんですけど もしよかったらお話できますか?』

『……そう、あなたが…。今開けるから待っててくださる?』

『あ、はいっ ありがとうございます!』

 

 

ガチャ

 

「どうぞ」

「お邪魔します…」

 

今この家にはお母さんだけなんだろう、とても静かに感じた。

彩羽は…賑やかな仔だったから…。

リビングに通され、ジュースを出してくださった。

 

「すいません 突然お邪魔しちゃって」

「構わないわ。2年前のことだろうし、みんな彩羽のことなんて…

忘れてるんだろうなって思い始めていた頃だったの。

ふじのん…藤野さんよね。彩羽の親友の。」

「…!!! …はい、よく御存じで」

「彩羽はね、ツイッターを始めたころから急に明るくなってね?

原因はなんだろうって調べたら、ツイッターを始めて、

たくさんの友達ができたからだったのね」

 

少し寂しそうに、でも嬉しそうに目を細めて笑うお母さんを見て

家族に嬉しそうに話す彩羽の姿が目に浮かんだ。

 

「どうして…彩羽さんは…」

 

 

「私もあれから色々調べたんだけどね…

まぁ、出てきたのは…彩羽の不定期な日記ぐらいよ(苦笑)」

「あの、見せていただけますか?」

「部屋に…行きましょうか。彩羽の」

 

 

そう言われ、私は彩羽の部屋に通されたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと短めだけど2話終わる! gdgdすぎて辛い